会費制結婚式のマナーをご存知ですか?
会費制結婚式は最近増えてきたスタイルです。でも会費制結婚式のマナーがよくわからないという方も多いでしょう。
ここでは、会費制ではご祝儀袋は不要なのかどうかや、服装や受付の注意ポイントなど、会費制結婚式のマナー全般について詳しくまとめました。
会費制結婚式とは?
会費制結婚式とは名前の通り、ゲストが会を払って参加する結婚式です。
一般的な結婚式では参列者の方にご祝儀を受け取ります。
しかし、会費制結婚式ではあらかじめ出席していただく方に会費を知らせ、当日その会費を受け取ります。
一般の結婚式よりもカジュアルな雰囲気になるので最近若い人の間で人気が出ています。
会費制結婚式のメリット!
会費制結婚式の場合、まずゲストへの金銭的な負担を減らせるのがメリットです。
そして、新郎新婦側も会費制結婚式だと、いくら会費を徴収できるかが事前にはっきりわかります。
そのため、自己負担額も最初からはっきりします。
更に会費制結婚式の場合、一般的には引き出物などが不要です。
席次も不要な場合が多いので、これらの準備にかける手間を減らせます。
会費制結婚式と一般的なご祝儀制結婚式の違いとは?
会費制結婚式と一般的なご祝儀制結婚式の違いとは何か、わかりやすくまとめました!
まず名前の通り、会費制結婚式は参列者から会費を受け取るシステム。一般の結婚式と違い、ご祝儀を受け取りません。
そのため、ゲスト側からみると金銭的な負担が少なくて済みます。
そして、新郎新婦側にも会費制のメリットが。
事前に受け取る会費の金額がわかるので負担額がわかりやすく、結婚式の費用を用意しやすいといえます。
会費制結婚式はカジュアルが基本
会費制結婚式はこれ以外にもいくつか、ご祝儀制結婚式との違いがあります。
会費制結婚式の場合、一般的な結婚式よりもカジュアルな形式となる場合が多いです。
とくに立食形式のパーティが多いですね。
会費制結婚式のマナー!ご祝儀袋が不要な理由
会費制結婚式のマナーでご祝儀袋が不要な理由と、実際の会費の渡し方を紹介していきます!
初めての会費制結婚式に参列する場合、マナーの違いに戸惑うことがあるかもしれません。まずはご祝儀袋のマナーを確認しましょう。
会費制結婚式ご祝儀袋が必要ない理由として、受付で係の人が、会費がきちんと払われているかを確認する必要があるからです。
ご祝儀袋は袋の形が複雑なので、袋からお金を出してその場で確認するのが難しいためです。
会費の渡し方
しかし、会費制結婚式はご祝儀袋がいらないからといって、裸のままお金を渡すのはマナー違反ですので注意しましょう。
また事前に会費が分かっているのですから、おつりの出ないようにぴったりの会費を用意しておきましょう。
会費制結婚式のマナー!受付での注意ポイント
会費制結婚式のマナーで受付時に注意するポイントをまとめました。
まずは、会費制結婚式の受付でのマナーについて。
会費制結婚式ではご祝儀袋にお金を入れるのはマナー違反でしたね。
またマナーとしてお釣りが出ないように、ぴったりの金額を用意しておくのも重要です。
会費制結婚式で受付を任されたら
続いて、会費制結婚式であなたが受付を任された場合のマナーについて解説をしていきます。
会費制結婚式の受付で大切なことは、集めた会費をきちんと親族に届けることです。
会費の合計金額や一人あたりの会費、出席者の人数についてあらかじめ把握をしておきましょう。
出席者が会費をご祝儀袋に入れて受付に持ってきた場合は、その場で金額を確認しましょう。
その際に「大変失礼ですが確認をさせていただきます」と一言添えるのがマナーです。
会費制結婚式のマナー!プレゼントがあったらどう渡す?
会費制結婚式のマナーでプレゼントに関するポイントを紹介していきます。
自分が以前、ご祝儀制結婚式を挙げた時に参列してもらい、相手の会費制結婚式の会費と金額に差が出てしまった場合。
そんなときは、その差額分を会費とは別にプレゼントで用意したいと考える時もありますよね。
受付で当日渡すと、受付の方は、会費以外にプレゼントの管理も必要になるので大変。
しかも、大勢のゲストがプレゼントを持ってきたら、新郎新婦は持って帰るのが大変です。
スマートなプレゼントの渡し方
新郎新婦にプレゼントを渡したい場合は、事前に「結婚のお祝いとして、会費とは別にプレゼントしたい」という旨を伝え、郵送先を尋ねておきましょう。
新郎新婦に欲しいものを聞いてみるのもおすすめです。
プレゼントでお祝いをしたい気持ちを伝えたら、新郎新婦にもきっと喜ばれるかと思います。
会費制結婚式の服装マナー!女性ゲストのおすすめコーデ
会費制結婚式の服装のマナーは、通常の結婚式の服装マナーと同等である場合も多いです。
しかし会場によっては、通常のご祝儀制結婚式よりもカジュアルな服装がマナーとしてふさわしい場合もあります。
会費制結婚式の服装のマナーに迷ったら、会場を確認するようにしましょう。
会場やドレスコードに合わせるのがポイント
ご祝儀制結婚式のように、会場がホテルや結婚式場であれば、ゲストの服装も通常マナーに合わせるのがおすすめです。
反対に、二次会で使われるような会場や少しカジュアルな立食パーティー会場の場合は、服装もカジュアルにすべきです。
また会費制結婚式には、最初にドレスコードが設定されている場合もあります。
その場合は、ドレスコードに合った服装にするのがマナーとして適切でしょう。
例えば会社のパーティーに出席する時の服装や、高級レストランでお食事をする時の服装をイメージすると良いでしょう。
もちろん、会費制結婚式でも花嫁の色である白色を避けるのは、マナーとして大切です。
立食パーティーの場合は、カバンなどの小物にも気を配り邪魔にならないようにしましょう。
会費制結婚式では、服装コードで「平服」と指定される場合がよくあります。
平服とはどんな服装なのか、すぐにわかりますか?
結婚式の平服のマナーについてこちらのページに詳しく書きましたので、よかったらチェックしてくださいね。
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結婚式に「平服で」と言われたときのお呼ばれ服装マナーとOK&NGパターン
平服といわれても、一般的には結婚式の服装として基本マナーがあります。
お呼ばれしたときに平服指定があったら必見ですよ!
会費制結婚式の服装マナー!男性ゲストのおすすめコーデ
会費制結婚式の服装マナーで男性ゲストに関するものを見ていきましょう!
たとえば、ご祝儀制の結婚式も行われるようなホテルや結婚式場が会場であれば、ゲストの服装マナーも通常の結婚式と同じで問題ありません。
反対に、カジュアルなレストランや1.5次会のような会場の場合は、ゲストの服装も少しカジュアルにするのが場の雰囲気に合わせられます。
具体的に会費制結婚式の服装マナーで男性ゲストにおすすめのコーデを確認していきましょう。
ダークスーツかきれいめスタイルがおすすめ
おすすめなのは、ダークスーツかきれいめのジャケットスタイルです。
全身黒は避けましょう。また、白色は新郎の色なので避けてください。
ベージュのジャケットやスーツを着用する場合は、ベージュの色を濃くしましょう。
靴は、殺生を連想させるようなクロコダイルやスネークの型押しの靴は避けましょう。
次に、バッグのマナーについて。
ビジネスバッグは仕事が用途なので、会費制結婚式の服装としてはマナー違反です。
小ぶりなクラッチバッグなどを用意するとスマートですね。
会費制結婚式の相場はどのくらい?
会費制結婚式の相場を見ていきましょう。
ご祝儀制の結婚式と違い、会費制結婚式の場合はあらかじめ、会費が決められています。
いくらご祝儀に包めばいいのか迷う必要がなく、ゲストの心理的負担や金銭的負担を減らせます。
会費制結婚式の会費の相場は、大体1万円から1万5千円くらいが多いです。
ただし、会費は会場によっても変わってくるので、会場の格式が高くて費用もかかれば、会費も高くなるでしょう。
会費制結婚式は増えている!
会費制結婚式のスタイルの地域による違いは、現在のところあまり見られません。
あくまでも食事代や席代など、ゲスト一人一人にかかる費用をゲスト自身に負担してもらうという考え方です。
北海道では会費制結婚式が主流となっています。以前は他の地域では会費制結婚式はあまり行われていませんでした。
しかし最近は、ゲストと交流できる、ゲストの負担を減らせるなどの理由で、会費制結婚式が増えてきています。
会費制結婚式の服装マナーのまとめ
会費制結婚式の服装マナーは、ご祝儀制の結婚式とそれほど大きくは変わりません。
ゲストの服装は白色を避ける、小物や靴は殺生を連想する素材を避けるなど、ご祝儀制の結婚式と同じ部分もあります。
しかし、会費制結婚式は通常よりもカジュアルな場で行われるケースが多くあります。
その場合はゲストの服装も、よりカジュアルなものにするのがおすすめです。
会社で開催されるパーティーや、高級レストランに行く時などの服装をイメージするとわかりやすいかと思います。
会費制結婚式に初めて出席する時は戸惑うかもしれませんが、マナーを守って楽しくお祝いができるといいですね。
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