結婚式の挨拶マナーはNG言葉など決まりごとが多いもの。
披露宴では乾杯の挨拶や祝辞、謝辞などたくさんのスピーチが行われますよね。
きちんとした場となりますので、結婚式のマナーを守った挨拶にしたいもの。
しかし実際に話すとなると、何を話していいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
挨拶別に文例などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください♪
[toc]結婚式の挨拶マナーの基本や禁句・NGワード
結婚式の挨拶マナーには基本的な文章構成とNGワードがあります。
新郎新婦にとって大切な人であるからこそ依頼されるわけで、挨拶を頼まれることは光栄なことですよね。
しかし何を話してもいいわけではありません。
フォーマルな場になるため、最低限の結婚式のマナーを守る必要があります。
結婚式の挨拶マナーを守るためには、大まかな基本構成に沿って挨拶をしていくことがポイントです。
これは祝辞でも乾杯の挨拶でも謝辞でも言えることですよ。
【結婚式の挨拶マナーを守った基本構成】
1.自己紹介
2.祝辞やお礼、エピソード
3.最後の挨拶、締め
どの立場に立った挨拶なのかによって内容は変わっていきますが、大まかに3部構成で作成することで結婚式のマナーを守れます。
さらに忘れてはいけないのが、忌み言葉や重ね言葉は使わないのが結婚式の挨拶マナーです。
別れる、離れる、切るなどの忌み言葉や再びやしばしば、次々などの重ね言葉は離婚さ再婚を思い浮かべさせてしまうため結婚式のマナーとして避けるようにしましょう。
意外と知られていないのですが「お忙しい中…」という表現も忌み言葉となりますので、結婚式の挨拶マナーとして「ご多用中に…」などの表現にすると良いですよ!
忌み言葉や重ね言葉以外には特に禁句とされるような言葉やNG言葉はないのですが、結婚式のマナーとして新郎新婦の失敗談などは話さないようにしましょう。
また結婚式や披露宴はフォーマルな場となりますので下ネタや陰口、自慢話も避けてください。
結婚式のマナーを守った挨拶で会場全体が幸せな気持ちになれるようなスピーチを心がけましょう♪
結婚式の挨拶マナー!乾杯挨拶の基本構成と文例
結婚式の挨拶マナーは乾杯のスピーチの時も守らなければなりません。
しかも他の祝辞と違ってゲストはグラスを持って待っている状況なので、手短かに済ませるのが結婚式の挨拶マナー。
とは言っても他のスピーチも乾杯も結婚式の挨拶マナーは大きくは変わりません。
忌み言葉や重ね言葉を使わず、会場全体が幸せになるようなスピーチが結婚式の挨拶マナーとして乾杯の時にも求められます。
特に乾杯の音頭は披露宴の開始の合図となりますから、明るく元気に、会場を暗い雰囲気にしないようにしましょう!
結婚式の挨拶マナーを守った乾杯スピーチの基本構成は
1.簡単な自己紹介、祝福の言葉
2.分かりやすいエピソード、はなむけの言葉
3.乾杯の音頭
をもとに原稿を作ると良いですよ。
立ち上がっていたり、グラスを持ったままの状況なのでエピソードは出来るだけ短くても分かりやすいものにし、長くても3分以内におさまる内容にしてください。
また、乾杯の結婚式の挨拶マナーとして乾杯のタイミングを分かりやすくしなければなりません。
自分が思い描く乾杯のタイミングが、ゲストに伝わらないのであれば意味がありません。
文例としては
「皆様、ご唱和お願いします。新郎新婦のご多幸を祈りまして、乾杯!」
などと乾杯の発声の前にワンクッションおくと分かりやすくて良いですね。
ゲストが分かりやすいよう、乾杯の発声の前にはグラスを掲げるとさらに分かりやすくなります。
乾杯でも結婚式のマナーをしっかり守って、披露宴の雰囲気を作るような明るい挨拶を心がけてくださいね。
結婚式の挨拶マナー!主賓挨拶の基本構成と文例
結婚式の挨拶マナーを一番気にしなければいけない主賓挨拶。
それは祝辞の中でもメインの挨拶となるからです。
ゲストが料理に手をつける前に行われるのが一般的なので、厳格なムードの中のスピーチになるため主賓挨拶は結婚式のマナーをしっかりと守りたいものです。
結婚式のマナーを守った主賓挨拶は、新郎新婦だけじゃなくゲストの心に残ること間違いないでしょう。
結婚式のマナーを守った主賓挨拶の基本構成は
1.自己紹介
2.祝辞、エピソード
3.はなむけの言葉、締め
となります。
もちろん結婚式のマナーとして主賓挨拶でも忌み言葉や重ね言葉は使わないようにしましょう。
主賓挨拶の前に司会者が肩書きや名前などについて紹介してくれるので、自己紹介は短めにするのが結婚式の挨拶マナー。
長くなると雰囲気が閉まりません。
文例としては
「ただ今ご紹介に預かりました◯◯会社の◯◯と申します。諸先輩方を前に誠に僭越ではございますが、ご指名を頂きましたのでお祝いの言葉を述べさせていただきます。」
というように、僭越の意を添えるとなお主賓の結婚式の挨拶マナーとして良いでしょう。
祝辞、エピソードについては他のスピーチ同様に新郎新婦を褒め、ゲストがみな幸せになるような内容を主賓挨拶でも結婚式のマナーとして披露してください。
間柄が新郎新婦の上司である場合は、主に仕事ぶりについて話すと良いですよ。
結婚式の挨拶マナーとしてどちらかだけの話をするのではなく、必ず相手側の話も織り込むようにしてくださいね。
最後は新郎新婦へのはなむけの言葉で締めるのが主賓の結婚式の挨拶マナーです。
自分の経験談や名言などを引用すると良いでしょう。
最後は
「拙い挨拶ではありましたが、お二人へのはなむけの言葉とさせて頂きます。本日は誠におめでとうございます」
などのお祝いの言葉で締めるのが、主賓の結婚式の挨拶マナーです。
結婚式のマナーを守り主賓挨拶という大役を任せてくれた新郎新婦の期待に添えるような挨拶にしてくださいね。
結婚式の挨拶マナー!新郎新婦挨拶の基本構成と文例
結婚式の挨拶マナーはどんな場面でも要求されます。
一昔前までは披露宴の冒頭で媒酌人が新郎新婦を紹介していましたが、最近では媒酌人をたてる習慣が減ったため新郎新婦がウェルカムスピーチを行うのが一般的になってきました。
ゲストの顔ぶれがどうであれ、フォーマルな場となりますので結婚式の挨拶マナーはきちんと守るのが原則です。
披露宴の雰囲気が決まるといっても過言ではないウェルカムスピーチ。
結婚式のマナーに気をつけながら新郎新婦の人柄が現れた挨拶にしたいですね。
ウェルカムスピーチの基本構成は
1.列席のお礼
2.結婚の報告、披露宴に関して
3.結びの言葉
と大きく分けて3部で構成するのが、結婚式の挨拶マナーです。
披露宴の冒頭の挨拶となるので、1〜2分程度に短くまとめ、お礼を伝えましょう。
短いスピーチなので出来れば暗記し、目線をゲストへ向けて話すようにしてください。
明るくはっきりした声で胸を張って話すことが結婚式の挨拶マナーですよ。
また最初に列席のお礼を述べますが、「お足元の悪いところ…」などのネガティブなワードは必要ありません。
文例としては
「本日は私たち2人のためにお集まりいただき、ありがとうございます」
という風に、簡潔にお礼を述べるのが結婚式の挨拶マナーです。
披露宴の前には結婚式を行うのが一般的。
ゲスト全員が結婚式に参列するわけではないので、結婚の報告をするのも結婚式の挨拶マナーの一つです。
さらに披露宴で楽しんでほしいというメッセージもあると良いですね。
「私たちは先程無事挙式を終え、夫婦となることができました。本日は日頃からお世話になっているみなさまに感謝の気持ちを伝えたく、このような席を設けさせていただきました。」
上記の文例のように、分かりやすく簡潔にまとめるのが結婚式の挨拶マナーです。
最後は「限られた時間ではありますが、どうぞお楽しみください」などの言葉で締めましょう。
ゲストが親族だけの場合と友人ばかりの場合では多少カジュアルさが違ってくるかと思いますが、フォーマルな場であることには変わりありません。
最低限の気遣いやマナーを守ることが、結婚式の挨拶マナーです。
結婚式の挨拶マナー!新郎父の謝辞の基本構成と文例
結婚式の挨拶マナーとしては、新郎父の謝辞はどうすればビシッと決まるのでしょうか。
披露宴では新郎新婦の親族を代表し、新郎父の謝辞を終盤に述べるのが一般的です。
特に披露宴の終盤ということもあり、新郎父という立場上もお酒を勧められる機会が多いので酔い方には気をつけましょう。
いくらステキな謝辞であっても泥酔状態では、新郎父の結婚式の挨拶マナー違反です。
新郎父の謝辞の基本構成は
1.自己紹介とお礼
2.新郎新婦へのはなむけの言葉
3.力添えのお願いと締め
を基本に考えると、結婚式の挨拶マナーを守りやすく、作考えやすくなります。
新郎父が謝辞を行うのが一般的とされていますが、必ずしもそうとは限らないためゲストに分かりやすいよう関係性を紹介するのも結婚式の挨拶マナーです。
さらに冒頭でかならず出席頂いたことのお礼を伝えるようにしましょう。
「お足元が悪い中…」「寒い中…」など、気遣いのある一言を入れると、新郎父の結婚式の挨拶マナーとしてなお良いです。
中盤では自分しか知らない新郎新婦のエピソードなどを盛り込むと、ゲストが聞きやすい挨拶になります。
ただし、一方の話ばかりするのは結婚式の挨拶マナー違反。
新郎父であれば、必ず新婦のことについても触れるようにしてください。
自らの経験をもとに、新郎新婦に対しこれからどんな夫婦になっていって欲しいのかなどを話すのも良いですね。
この時自分の話ばかりするのも結婚式のマナー違反ですよ。
最後は新郎新婦への変わらぬ支援や指導をゲストの方々にお願いして締めるのが新郎父の結婚式の挨拶マナーです。
おもてなしの不足を詫びる言葉が入るとさらに良いですね。
新郎父の結婚式のマナーを守ると
「本日はご列席をいただきましたにもかかわらず、慣れない宴席で行き届かない面があったと思いますが、お許しください」
といった感じの文例になります。
最後は改めてお礼の言葉で締めくくりましょう。
新郎父の挨拶で一番重要なポイントは、新郎新婦両家の親族全員の代表であること。
新郎父の結婚式のマナーを守って素敵な挨拶を披露してくださいね。
結婚式の挨拶マナー!新郎の謝辞の基本構成と文例
結婚式の挨拶マナーで新郎謝辞のスピーチをする時にも気をつけなければならないことがあります。
披露宴の主役でもある新郎の謝辞が結婚式のマナーを守ったものかどうかは、披露宴全体の印象にも繋がります。
せっかくの門出なのですから、ビシッと決めたいところですよね。
そのためにも本番はお酒の飲み過ぎには気をつけてくださいね。
新郎の挨拶は披露宴の終盤に行われるものです。
基本構成は
1.出席や祝辞へのお礼
2.新生活への意気込みや抱負
3.今後の付き合いのお願い、締めの言葉
となっており、このような構成で謝辞を考えれば新郎の結婚式の挨拶マナーとしてはバッチリです。
忌み言葉や重ね言葉は使わないのが新郎の結婚式のマナーとなりますので、気をつけましょう。
ゲストや親族に当てた出席のお礼では「お忙しい中…」と言ってしまいがちですが、忙しいという字は忌み言葉になりますので避けるのが結婚式の挨拶マナーです。
文例としては
「本日はご多用の中、私たち二人のためにお集まりいただきありがとうございました」
などと言い換えると良いでしょう。
新生活への意気込みや豊富では、これからの目標などを話すようにします。
結婚式当日を振り返ってどんな風に感じたのかなどの感想も盛り込むと、より気持ちのこもった挨拶となりますよ。
また挨拶の終盤では今後の指導、支援などに関するお願いに述べることも新郎の結婚式のマナーです。
結婚式に出席していただいているゲストは新郎新婦とこれから先もお付き合いしていく間柄の方ばかりのはずですから、お礼のみで終わらないようにしてくださいね。
披露宴の主役である新郎の挨拶では「ゲストへの感謝の気持ち」をしっかりと伝えることが結婚式のマナーです。
よくある文例を用いるのも良いですが、結婚式のマナーに気をつけながら自分たちの言葉で感謝の気持ちを伝えてくださいね。
結婚式の挨拶マナー!親族顔合わせや披露宴での兄弟・親族の挨拶のポイント
結婚式の挨拶マナーは兄弟や親族の顔合わせでも注意しなければなりません。
結婚式では多くの兄弟や親族が出席しますが、当日初対面という場合も少なくなく、顔合わせを行うのが一般的です。
兄弟や親族顔合わせでは「代表者形式」か「自己紹介形式」での紹介をしていきます。
兄弟や親族紹介の結婚式の挨拶マナーとして、新郎側の血縁が濃い順から紹介されます。
媒酌人を立てない場合には新郎の父が代わって進行することが一般的のようですね。
兄弟、親族紹介では相手側に分かりやすいよう
「新郎の兄の◯◯です。」
「新郎の叔母の◯◯です。」
と、紹介していくのが結婚式のマナーです。
兄弟や親族が多い場合は一言の完結挨拶程度で済ませるようにしましょう。
披露宴で兄弟や親族が挨拶をすることもあるかと思いますが、基本的には他の方が挨拶する場合と結婚式のマナーが大きく異なることはありません。
ただゲストの中ではおもてなしをする側となりますので、感謝の気持ちを伝えるのが結婚式の挨拶マナーです。
兄弟や親族が挨拶をする場合にはゲストにも分かりやすいようにしっかり自己紹介するのもポイントの一つですよ。
また自分しか知らない新郎新婦のエピソードなどを盛り込むと印象に残るスピーチとなります。
忌み言葉や重ね言葉を使わない、下ネタは話さない、相手側の話もするなど、兄弟、親族でも結婚式の挨拶マナーは最低限守るようにしてくださいね。
ただし結婚式のマナーのことばかり考えて、中身のない挨拶になっては元も子もありませんので、自分の言葉で気持ちを伝えるようにしましょう!
もし、親族の挨拶マナーだけでなく、親族や兄弟姉妹として結婚式に出席する場合の総合的なマナーについて知りたい方は、「結婚式のマナー!親族や兄弟の挨拶タイミングや服装・髪型・お酌の仕方」のページでくわしく説明しています。
→こちら
結婚式での親族側のマナーとして、服装や髪型のマナーから親族がお酌する際の正しい作法や、欠席する場合の伝え方まで、詳しくご紹介していますよ。
親族として、幸せな二人の門出を素敵にお祝いするために、ぜひ参考にしてくださいね。
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