結婚式の黒留袖マナーをご存知でしょうか?
結婚式で黒留袖を着るのは、マナーがとても重要になってくる場面のため、しっかりとマナーを押さえておくことが大切です。
今回は結婚式で黒留袖を着る際のマナーについて、ポイントを踏まえてご紹介していきます。
結婚式の黒留袖のマナー!種類・選び方&はじめて着る前に知っておくべきこと
結婚式で黒留袖を着る際のマナーについてご紹介する前に、まず黒留袖とはどのようなものかをご紹介していきます。
かしこまった場面で着ることが多いため、着用する側のマナーも重要になってきます。
留袖には黒留袖と色留袖の2種類がありますが、違いとしては黒留袖は着物の地が黒く、五つ紋が入っていて、さらに裾に模様が入っているものを指します。
色留袖は着物の地が黒以外のもので、模様が入っている位置は黒留袖と変わりませんが、紋の数は三つ紋のものや一つ紋のものもあります。
黒留袖を着るときのポイント
結婚式で黒留袖を着る際のマナーのポイントについては、着用できるのは新郎新婦の親族や仲人夫人だけという点です。
また、結婚式で着る黒留袖の選び方のマナーについては、着用する人が年齢を重ねている場合、黒留袖の模様は低い位置に入っている控えめのものが良いでしょう。
年齢に見合った落ち着きと気品を感じさせてくれます。
また、まだ20代、30代など比較的若い年齢の女性が黒留袖を着る際は、模様については広範囲に大きく入ったものでも、結婚式で黒留袖を着る際のマナー違反にはなりません。
若さを引き立ててくれ、留袖の地が黒でも地味になりすぎず華やかになります。
黒留袖と色留袖の違いを比較!
黒留袖と色留袖はどのような点に違いがあるのでしょうか?
まず、黒留袖と色留袖は名称にも入っているように色が違います。
模様が入っている場所は裾の辺り、と黒留袖でも色留袖でも違いはありませんので、胸に模様が入っていなければ、訪問着ではなく留袖と判断して良いでしょう。
また、黒留袖と色留袖は、紋の数が違い、黒留袖は五つ紋でそれ以外の数のものはありませんが、色留袖は五つ紋、三つ紋、一つ紋のものがあり、数が多くなっていくにつれ格が上がっていきます。
黒留袖は既婚女性しか着られないのに対し、色留袖は既婚でも未婚でも着ることができるため、若い人からご年配の方まで幅広い年齢層で着用されています。
色留袖の三つ紋、一つ紋なら親族ではない、友人ゲストでも着ることが可能です。
幅広い年齢層で着用できるため、色留袖は黒留袖よりもレンタルする際に少し値段が高めの場合が多いようです。
結婚式で着る色留袖についてはこちらのページでも詳しく説明していますので、よかったらチェックしてみてください。
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色留袖と黒留袖の違いをしっかり押さえておけば、結婚式に限らず、今後どんなフォーマルな場で留袖を着ることになっても自信をもって着て行けます。
また、そもそも「留袖」というのはどういう着物なのかについては、こちらのページを参考にしてください。
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留袖の中でも、色留袖と黒留袖それぞれについて詳しく知っておけば、いつ結婚式に和装で参列することになっても安心ですね。
結婚式の黒留袖マナー!髪型のおすすめは?ショート・ボブそれぞれのアレンジ方法も紹介!
結婚式で黒留袖を着る際のマナーの髪型、特にショートやボブの場合のおすすめを紹介していきます。
結婚式で黒留袖を着用する場合は新郎新婦の母親など、かしこまった立場に居る場合が多いです。
そこで髪形についても、結婚式で黒留袖を着る際にマナーを学んでおきましょう。
ショートやボブのシンプルな髪型でも同様です。
落ち着いた佇まいを引き立てたいため、結婚式の黒留袖のマナーに基づいた髪型については、派手すぎないものがショートやボブでも推奨されています。
ロングヘアの場合は、人気なのは夜会巻きです。
後ろにボリュームを持たせた髪型や、少しねじってカールさせた髪形も華やかな場面では相応しい髪形と言えるでしょう。
結婚式の黒留袖の際の髪型マナーで、ショートやボブの場合は襟足をすっきりとさせることが需要です。
あごまでくらいのボブでしたらアップにもできますし、ベリーショートの場合はそのままでも参列できます。
また、ショートやボブで参列するのが嫌という場合は、ウィッグをつけるという手があります。
ウィッグをつければ、ショートやボブでも結婚式の黒留袖のマナーに見合った髪形に美しくまとめることができます。
結婚式の黒留袖のマナー!帯や帯締めの選び方
結婚式の黒留袖のマナーに基づいた帯や帯締めの選び方をご存知でしょうか?
また、日々の普段着としてカジュアルに着物を着る際に合わせるものと、かしこまった式典などの際に合わせるための礼装用などでも分かれます。
結婚式の黒留袖のマナーに基づけば、帯は格の高いものを選ぶことがマナーです。
帯にも着物と同じように、織りの帯と染めの帯がありますが、織りの帯の方が格式が高いため、結婚式の黒留袖のマナーでは織りの帯を選びましょう。
また、軽くて結びやすいため、現在の主流は錦織や唐織の袋帯となっています。
帯の地色は金や銀、または白などの格式高いもの、模様は松竹梅や鶴亀などの縁起の良い模様を選びましょう。
帯締めのマナーのポイント
白地なら金や銀が入っているものでも構いません。
なお、結婚式の黒留袖のマナーとして、帯は黒などの濃い地色のものは合わせることはないため、着用する際には注意して選ぶようにしましょう。
結婚式の黒留袖のマナー!指輪のつけ方
結婚式の黒留袖を着る際のマナーとして、指輪などはつけていっても良いのでしょうか。
結婚式で黒留袖を着るのは新郎新婦の母親や祖母が多いため、結婚指輪なら既婚女性としてつけていても結婚式の黒留袖の指輪マナーについては違反となりません。
また、結婚指輪や婚約指輪でなくても、派手ではない控えめであまり装飾のついていないものなら、つけていっても結婚式で黒留袖を着る際の指輪のマナー違反にはならないとされています。
しかし、基本的には黒留袖にアクセサリー類は結婚指輪や婚約指輪以外はつけない、というのがマナーなので、指輪などはなるべくつけていかない方が良いでしょう。
もし、どうしてもつけていきたいという場合は、上記で紹介したように控えめな指輪を1つだけつけていくことをおすすめします。
結婚式の黒留袖のマナー!アクセサリーの選び方
結婚式で黒留袖を着用する際のマナーについて、アクセサリーはつけていっても良いのでしょうか。
結婚式で黒留袖を着用する際のアクセサリーのマナーは、結婚指輪や婚約指輪のみつけていっても良いとされています。
また、ピアスやイヤリングについても着用していきたいという場合もあるかと思いますが、つけていかない様にしましょう。
なぜなら、ピアスやイヤリングには耳にひっかける形で垂れたり揺れたりするものが多く、「心が揺れる、落ちる」などを連想させるため、結婚式の席では縁起が悪く感じられてしまうからです。
べっ甲やパールなど品のある髪飾りについてはアクセサリーとしてつけていっても問題ありませんが、結婚式で黒留袖を着る際にはアクセサリーは最低限にするのがマナー、と覚えておくのが良いでしょう。
結婚式で黒留袖を50代が着るマナー!立場別の選び方・着こなし方
結婚式で黒留袖を50代が着る場合のマナーはどのようなものがあるのでしょうか。
結婚式で黒留袖を着る50代の女性となると、ほとんどが新郎新婦の母親の立場にある方かと思います。
新郎新婦の母親として特別で重要な立場となると、人一倍マナーを守った正しい着方をして、結婚式に臨みたいですよね。
結婚式で黒留袖を着る50代の母親の場合、黒留袖の柄に注目しましょう。
あまり派手でインパクトのある柄だと、参列者に良い印象を与えない場合もあるため、優しい色合いの花があしらわれた模様や、松竹梅や鶴亀などの落ち着いた縁起物のモチーフが良いでしょう。
母親と伯母(叔母)・仲人夫人の黒留袖の違い
結婚式で黒留袖を着る50代の方が、伯母や仲人夫人などに当たる場合。
その場合は、新郎新婦の母親よりも格の高い黒留袖を着ないことが注意ポイントです。
可能であれば、新郎新婦の母親にどのような黒留袖を着るのか事前に確認し、それに見合った格の黒留袖を選ぶと良いでしょう。
結婚式の黒留袖をレンタルする場合、家紋はどうする?料金相場やネットのおすすめレンタル2選
結婚式で着る黒留袖をレンタルする場合、家紋はどうしたら良いのでしょうか。
既婚女性となると、家紋を実家のものにするか、嫁ぎ先のものにするのか悩む場合も多いかと思います。
どの家紋を入れるべきなのかはそれぞれの家の考え方で変わってくるかと思いますので、双方の家のご両親や親族の方とよく話し合って決めるようにしましょう。
結婚式で黒留袖をレンタルする場合、レンタルなので紋を染めてもらうことはできませんが、貼り紋と呼ばれる紋で黒留袖につけてもらうことができるため、結婚式用に黒留袖をレンタルする場合も安心です。
黒留袖レンタルの料金相場
また、結婚式で着る黒留袖をレンタルする際の相場はネットレンタルでも2万円ほどと言われています。
高級なものでも2桁に届くことは珍しいため、リーズナブルに借りることができます。
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